Connect Job WORKERSでは、在留資格「特定技能」で外国人雇用を考える皆様に役立つ情報を発信していきます。
コロナウイルスの多大な影響を受けた産業の一つに外食業が挙げられます。迅速にワクチン接種が普及する事を願うとともに、お店でお酒を飲む事に罪悪感を覚えない空気感を、私たち顧客の立場から作っていかなければなりません。
本日は特定技能『外食』の人材を採用する上での動向、求職者の特徴について、お伝えしていきます。
こちらは、2021年3月末地点での、特定技能1号の受け入れ状況です。
出典:https://www.murc.jp/report/rc/column/search_now/sn210609/
外食の技能実習生が制度上いない事から、特定技能『外食』を取得する、または目指している外国人は、9割以上が在留資格:留学の学生です。そのため、日本語能力試験(JLPT)のN4以上に合格する事と、年に2回開催される、外食の技能試験に合格する事が、特定技能『外食』を取得するための条件となっています。
こちらは、2020年11月に開催された、外食の技能試験の合格者数です。
外食は「東京や大阪のような都会で働ける」「人とコミュニケーションを取る頻度が多く、日本語が上達しやすい」といった理由から、留学生にとって非常に人気の業種です。
また、留学生の多くが週28時間以内の範囲下で、居酒屋やラーメン屋、定食屋でアルバイトをするため、仕事のイメージがしやすく、留学生たちにとって馴染みが深いのも特徴です。アルバイトでの接客で日本語力を鍛えていえているため、JLPTのN3保持者が比較的多いのも特徴です。
特定技能の在留資格を目指す留学生の多くは、専門学校と日本語学校の学生です。大学生は、技術・人文知識・国際業務という別の在留資格を目指す傾向にあります。
外食の人材は特定技能の14業種のうち、人気度上位3位にランクインするため、お仕事の募集をかけると、多くの留学生が応募をしてきます。ぜひ、「日本語をたくさん練習できる」「楽しい職場」といったイメージを求職者が抱けるメッセージングをしていきましょう!